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クリスティーナの世界
投稿日:2016年06月06日
こんにちは、サカです。
天気はともかくクールビズという事で私はもう半袖で
通勤しています。(かなりの汗かきなので)
ところで先日ネットニュースを見ていたらこんなニュースを
見つけました。
”「クリスティーナの世界」の謎がついに解ける。病名はポリオではなかった”
http://www.gizmodo.jp/sp/2016/05/post_664594.html
「クリスティーナの世界」とは画家のアンドリュー・ワイエスの代表作
ですが、そこに登場する体の不自由な女性”クリスティーナ”の病気が
ポリオではなく、早発型シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)という
病気だったそうです。
世の中にはこんな事を調べている人もいるんだなと思いましたが、
私のとある昔の記憶も思い出されました。
私は中学、高校とずっと美術部だったのですが、高校生のとある日
(この頃は絵ばっかり描いてました)、美術準備室にあった美術部の
古いロッカーを整理していました。
色々なものが雑多に詰め込まれていて何から手をつけてよいかわから
ない状態でした。
そこに1冊の画集があったのです。それを手に取ってみると、それは
ワイエスの画集でした。私はそれを見て衝撃を受けました。
それまで美術部の先輩達がエアブラシを使ったスーパーリアルイラスト
をメインに描かれていたので、リアルといったらそんなタイプのものが
私の”リアル”のイメージでした。
しかし、それとは全く異なるタイプのワイエスの絵のあまりのリアルさに
とても驚きました。後で知りましたがワイエスはテンペラや水彩のドライ
ブラシ等の技法を使っているそうです。
それが私とワイエスの初めて出会いでした。
今やそれからうん十年、思い起こせばその高校の時に先ほどの先輩
達から美術の世界でもデザイナーになれば普通に企業のサラリー
マン等として就職できる事等を教えてもらい、その方向に進路を
決めたのでした(それまでは美術と言えば貧乏絵描きしかないと
思ってました。子供ですね。)
まあ、その目標も達成したと言えばそうなのですが、結局途中で転職する
事になって今に至っています。
思わぬ事でふと思い出してしまいました。
それにしてもワイエスの絵はパソコンの画面ではそのすごさがいまいち
伝わっていないような気がします。
皆さんも一度画集などを手にできる機会があればご覧ください。
展覧会で見られれば一番よいのですが。
そういえば7月から京都市美術館でダリ展があるみたいですが、また行列
とかになるかと思うと気が重いです。
ではまた。