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戌の日

投稿日:2017年04月04日

こんばんは、中川です。
はじめて書かせていただきます。

先日、大阪府阪南市の「子安地蔵尊」に行ってきました。
妊娠中の妻が無事出産できるよう、祈祷をしてもらうためです。

妻が妊娠して初めて知ったのですが、妊娠5カ月目になると、戌(いぬ)の日に安産祈願のお参りをするという習わしがあるそうです。
戌の日の「戌」とは、干支の戌のことで、12日に1度めぐってきます。
なぜ戌の日に安産祈願をするかというと、犬がお産が軽く、たくさん子を産むことにあやかっているからだとか。

私たち夫婦は犬のように子どもをたくさん授かる予定はありませんが、ここは縁起を担ぎ、妻の地元から近い子安地蔵尊(地福寺)に行くことにしました。

祈祷は20分程度で、おごそかな雰囲気で進みました。

私は寺や神社などに来ると、建物や様々な造形物に目が行ってしまい、「これはどういう構造だろう」とか「この模様は何を意味しているのだろう」といった興味で夢中になってしまいます。

たとえば木魚。
読経をするときリズムを整えるために鳴らすだけなら、必ずしも「魚」にする必要はないと思います。
でも、木魚には眠気覚ましの役目もあり、眠るときも目を閉じないことから、かつて眠らない生き物だと信じられていた魚を模して作られたのだそうです。

こんなふうに、きっとどんな装飾やデザインにも、意味や理由があるのだろうと思います。
自分も何かを作るとき、ただ漫然と作るのではなく、「なぜこうしたのか。」という意味や理由を持たせるよう心掛けたい、と改めて思ったりしました。

そんなことを考えているうち、祈祷が終わっていました。
祈祷中に別のことを考えていたことが子安地蔵さんに見抜かれていないことを切に願います。

写真は、子安地蔵尊の名物・枝垂れ桜です。
残念ながらタイミングが合わず、ほとんど咲いていませんでした。

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