ブログBlog
バグ
投稿日:2018年10月05日
帰山です
最近はどんどんと減っていますが、夜中に電灯の周りに虫が集まります。
虫は光に集まる習性がある、ということですが、実際は少し事情が違うそうです。
空を飛ぶ虫は、飛びながら自分の今の位置を知るために日光の位置から計算して飛ぶ進路を決めるそうです。
なので、夜に虫が飛ぶ際に、電灯の光を太陽と想定して、それで計算して進路をとります。
ですが、電灯は太陽のように大きく、遠くにあるわけでは無いので、すぐに通り過ぎてしまいます。
そうやって間違った進路を取り続けると、虫は電灯の周りをぐるぐると回ってしまい、やがて電灯に集まってしまうそうです。
この話を聞いたときは、なるほどトリビアだなと思いました。
人間が生まれるまでは夜に明るい光はほとんどないので、その飛行法で問題なかったのでしょう。
ですが、人間という予想外の生き物が現れたことで、そのようなことになってしまったということです。
システムのバグも、まさか想定していなかった使われ方、環境の変化で発生します。
最近で言えば、年号の改編に伴って、年号を扱うシステムも、そのままだと平成のまま続いてしまい、不具合が発生します。
バグの語源は、大きな機械に虫が入り込んで不具合が発生したところから生まれた、というような伝説のような話もありますが。
開発者の思い通りに全てが進むことは無い。内からであれ、環境からであれ、何か必ず不具合のもとになる何かが発生する。
という意識は、仕事の中だけでなく、常日頃心にとどめておきたいと思いました。