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本当の意味でのユーザー目線

投稿日:2020年02月17日 ビジネス

帰山です

先日、ある番組でベテランの大工さんが勘違いから全く不慣れなIT企業に入社して、しかも大成功した、という話を見ました。
流石にプログラミングなどのエンジニアとして、ではなく、建築会社と顧客をつなぐマッチングサイトの営業としてですが。
成功に至るまでの過程もなかなか波乱がありました。

IT企業と言うと、英語のビジネス用語が多かったり、プログラミングやロジカルな思考、パソコンなどの機器を自在に操ることが基本、というイメージはどうしてもあります。
ですが、必ずしもそれだけではないのだと気付かされました。

ITサービスのユーザーは、そういったITとはあまり縁の無い方も多くいます。そういったユーザーに使ってもらうには、その人の気持ちが分かることが必要です。
番組で紹介されていた元大工さんは、そういった気持ちが分かるからこそ、サービスの提供側と、建築会社との間を取り持てたそうです。
その結果大工さん目線の提案やアプローチが出来て、社内でもお客さんにも頼りにされ、担当するプロジェクトが成功しました。また、それと同時に、その元大工さんの、誰からも頼られる人間性、というものも大きいのだと見ていて思いました。

ユーザーの目線で考える。ということは分かっていても出来ていないことばかりです。やろうと思っても、出来ないこともほとんどです。
さらにその上で、その視点を生かしたサービスを実行していくコミュニケーション力も、これもとても大事です。

その2点について、本当に大切なものだとあらためて感じました。

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