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アマプラ配信
投稿日:2021年08月23日 トピックス
帰山です
シン・エヴァンゲリオン劇場版の劇場公開が終わったのからあまり日を開けずに、Amazonプライムでの配信が始まりました。
普通の映画は劇場公開後は、Blu-ray、DVDを販売して、動画配信はしばらくしてからになりますが、あまり例がない形です。
コロナ禍で映画館に行けない人、特に海外のファンの人にいち早く届けたい、という思いでこの配信が決まったそうです。
以前のブログで、ジブリ作品はネットで配信されていないという話を書きましたが、宮崎駿は自分の作品は基本的に映画館で観ることを想定して作っており、そういった意味もあってむやみに自由に配信する、ということを好まない部分もあるのだそうです。
絵画もそうですが、美術館の白い壁に展示されているのと、雑多な街中に無造作に置かれているのとでは、印象が変わってしまいますので、作家というものはその作品をどういう環境で観て欲しいか、といったことも考えます。
エヴァンゲリオンの庵野監督と、宮崎駿はある意味師匠と弟子のような関係なのですが、ネット配信の自由度、という点で作家性の違いが真逆出てくるのは面白いと思います。
もしかしたら敢えて、なのかもしれません。
作品を売る、ということももちろん大事ですが、それよりも優先したいことを自由に通すことが出来る両監督の手腕というものも、すごいです。