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オリンピック記録を上回るパラリンピック選手
こんにちは、青山です。
ドイツのマルクス・レーム選手が東京パラリンピックの男子走り幅跳びで優勝し3連覇を果たしました。
レーム選手は、14歳のときに事故で右足の膝から下を切断し、競技用義足を装着して競技しています。
今大会では、オリンピック金メダル記録(8メートル41)超えとはならなかったものの、6月に行われたヨーロッパ選手権では8メートル62を記録していました。
しかし、健常者を超える記録を出すようになってから「義足の反発力が競技力を高めている(テクニカル・ドーピング)のではないか」との指摘も出てきました。
オリンピック出場に意欲を示していたレーム選手ですが、国際陸連から「義足が有利に働いていないことを選手側が証明しなければならない」という条件を提示され、結局オリンピック出場を諦めることとなったようです。
「義足の有利性」についての議論にはまだ結論が出ていません。