ブログBlog
中国のゲーム規制
投稿日:2022年01月05日 ライフスタイル
帰山です。
去年からの話ですが、中国でゲームに対する規制が強まっています。
ゲーム依存症に対応するため、未成年のオンラインゲームは1週間で休日に3時間だけと決められており、それを違反した場合、罰せられるのは子供でも親でもなく、ゲーム会社だということです。
ゲーム会社は、厳格な本人確認や、顔認証などの工夫で、決められた時間だけプレイ出来るようにしているそうです。
そういった厳しい規制のため、新たに開発されたゲームの発売が全く認められず、多くのゲーム会社が廃業しているというニュースもあります。
個人的にこの規制は行き過ぎ、というか急過ぎるかと思いますが、日本と中国で状況が違う部分もありますので一概になんともいえません。
お酒やタバコの規制もあるので、規制そのものが悪いとは思いません。
中国でもゲームの過度な課金制のため、子供が親の金を使いすぎるといった背景もあるようです。
自身をコントロール出来ない子供のためにゲーム依存症から守るという働きも必要です。
日本でもゲーム時間を規制する条例が話題になったこともありました。
この昔からあるゲームの問題については、国、ゲーム会社、親、子供、全ての方向からの良心的な対応が必要だと思います。
子供自身がゲームのメリットデメリットを知り、生活や勉強などに支障が出ないように自制する。
親が子供とコミュニケーションを取りながらゲーム時間を管理する。
ゲーム会社は売上だけでなく、未成年に対する配慮を常に反映させる。
それでも難しい問題を国が整理してルール化する。
といったように時間をかけての地道の努力が必要です。
そういった良心が前提の変革、というものは、なかなか難しいものですが、それが出来ないと、結局は厳しいルールで自由を制限せざるを得なくなるのが世の常だと思います。
仕事をする中でも、本当の意味で長い目で見てユーザーのためになるものを作る、という意識は大切だと感じました。