ブログBlog

遺伝子操作によるアレルゲンの除去

投稿日:2023年04月28日 テクノロジー

こんばんは、深川です。

先日ニュースでゲノム編集で卵アレルギーの原因の一つである、オボムコイドというアレルゲンの遺伝子に、変異が入ったニワトリを開発する事に成功したと報道されていました。
ゲノム編集は遺伝子組み換えとは異なり、別の遺伝子を加えることなく、狙った遺伝子を切り取るので副作用の心配が無いそうです。

ニワトリの性質に異常がないかや、アレルゲンの調査は今後進められるそうですが、個人的にはアレルギーの方をターゲットにするビジネスは、利益があまり期待できないのではないかと思います。にもかかわらず、卵アレルギーの方のために研究開発に力を入れて取り組まれている部分は、すごいなと感心しました。
一方で、生物の遺伝子操作によるリスクはやはり懸念があります。人は食べても異常はないかもしれませんが、ニワトリ側の性質はどこかに影響が出ると考えています。ブロイラーのような種のように生産管理が疑問視される方法は回避してほしいと思います。

PAGE TOP