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二見興玉神社

投稿日:2024年06月25日 トピックス

こんにちは、牧田です。

この前、用事で伊勢の方まで遠出しました。 その際に訪れた場所について今日はご紹介します。

伊勢といえば伊勢神宮が有名ですが、海にそばにあり夫婦岩で有名な「二見興玉神社」について皆さんはご存じでしょうか。

二見興玉神社の御祭神は、「興玉大神(おきたまのおおかみ)」御別名は「猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)」といいます。
また、相殿で祀られている「宇迦乃御魂大神(うがのみたまのおおかみ)」は御別名「豊受大神(とようけのおおかみ)」といい、伊勢神宮の外宮でも祀られています。
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)は、「開き(導き)の神」といわれ、縁結び・夫婦円満・交通安全などにご利益のある神様で、宇迦御魂大神は、衣食を満たし産業を加護する神様です。

この神社のすぐ近くの海に浮かぶ夫婦岩は有名ですが、この岩は鳥居の役割を果しているそうです。
伊勢神宮を創建した垂仁天皇の皇女、倭姫命が二見浦に船を停めたときに海上の厳島に猿田彦大神が降臨されたことから、その厳島を人々は興玉神石として崇め敬いました。
興玉神石は、夫婦岩から東北に700m先の海中にお鎮まりになっており、このことから人々は夫婦岩に注連縄を張り、その前に興玉神石を拝むための遥拝所を設けました。
また夫婦岩の間から昇る日の出を拝む場所としての用途もありました。当時、夫婦岩の向こう、海の彼方を人々は常世神が寄りつく聖なる場所として信仰していたそうです。

ちょうど今の時期、日照時間が一年で最も長くなる夏至の日に「夏至祭禊」という、人々のご多幸ご健勝、世界平和といった祈願、また太陽の力による禊を意味するお祭りが執り行われます。

私が行ったのは6月の上旬で、晴天でした。 空が広く、太陽の光を強く感じる場所で人々が太陽への信仰を深める場所としてとても納得のゆく場所でした。
日本でも特に古い神社の一つで、垂仁天皇の時代から長く夫婦岩が残っている事はとても感慨深かったです。
こういった長い間多くの人に大切にされた神社に行くと不思議と心も穏やかになりますね。

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