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管理連結

投稿日:2024年06月24日 ビジネス

こんばんは。深川です。
常駐先で業務をしていて、会計データの知識が全くないと実感しました。
そこで今回は、会議で何度も出てきている管理連結について調べてみました。

管理連結は、簡単に言えばグループ企業における情報を収集して管理会計上の連結処理を行い、レポートを作成する工程のことを指します。
グループ会社が複数ある会社では、単体でデータ管理しても利益や不正を可視化することができません。グループ全体で、財務・経営状況を把握するために管理連結のプロセスが求められます。
データ連結でも、「連結管理」と「制度管理」があります。「制度連結」は、株主や債権者など外部への情報開示を目的とするものです。外部のステークホルダーに対して情報を発信する資料ですので、各企業グループで自由に財務連結やレポート作成を行うことができません。「IFRS(国際財務報告基準)」などの会計基準に従ったレポートの作成が求められるとのことです。
一方で、「管理連結」は、グループ全体の経営管理を目的として行う連結になります。あくまで社内内部の経営管理に使用するものですので、会計基準に則る必要がなく自由に財務連結やレポート作成などを行うことが可能になっています。

連結管理は、大量のデータを取集したり、会社によっては使うシステムも異なるので、変換作業や手集計をしている等、かなり時間と労力がかかる作業になります。経理担当のスキルによっても、データの質が異なると常駐先でも伺います。
システム導入で業務効率化され、楽になるイメージを持っていましたが、未だにExcelでデータ管理しているというのを聞くと、効率化も一筋縄ではいかない部分が多いと感じます。いずれにしても、管理プロセスとルールの確立があってこその効率化だと思うので、どの会社も先行して取り組むべきは、そこになってくるのではないかと思いました。

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