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新1万円札
投稿日:2024年09月27日 デザイン
帰山です
ATMから新1万円札が出てきましたので、今回はその話をしようと思います。
まずデザインのレイアウトの話です。
旧1万円札は、福沢諭吉が枠からはみ出ていたり、真ん中の余白に余裕があって左右に広がる、ゆったりとした感じがします。
対して新1万円札は、渋沢栄一が枠の中に完全に収まり、桜のマークなどが枠に沿って凸凹と配置されていて、さらに左側にはホログラムが入っており、窮屈に感じます。
真ん中の下の桜のマークが無ければもっとすっきりするのでは、と思うのですが。「潜像模様」といって旧札でも使われている偽造防止の印刷技術とのことです。
旧札ではもっと細いデザインなので、なんで大きくなったのか、という所は疑問です。
配色は、新旧同じような色合いで、赤茶っぽい色を基調としています。
千円札が青を基調とした色なので、ぱっと見でわかりやすくなっているのではないでしょうか。
国立印刷局のサイトでは、ユニバーサルデザインという意味での解説もありました。
お札の左右にある斜線は、触ると凸凹しており、視覚ではなく触覚でどのお札かがわかるようになっています。
また、旧札では漢字の「壱万円」の文字のほうが大きかったのですが、新札では「10000」のアラビア数字のほうがかなり大きくなっており、パッと見てわかりやすいデザインになっています。
レイアウトは、個人的には旧札のほうがいいと思うのですが、機能面で言えば新札のほうがかなりバージョンアップされています。
5千円札はまだ手に入っていないのですが、手に入った時はまたブログにするかもしれません。