ブログBlog
みんな言ってた!に注意
投稿日:2025年04月24日 トピックス
みなさんこんばんは。榊原です。
最近ネットリテラシーの勉強をしようと、『正しく疑う 新時代のメディアリテラシー|池上彰監修』という本を購入しました。
学研出版サイト|新時代の教養『正しく疑う 新時代のメディアリテラシー』
児童向けの本ではあるのですが、大人でも盲点である、インターネットの使い方が記載されているのでおすすめです。
今日はこの本で、特にピックアップしたいと思った単語があるので、共有します。
みなさんはフィルターバブルやエコーチェンバー現象というものをご存知でしょうか?
インターネット上では自分と同じ趣味や考えの人と繋がることが容易となりました。
一見、世界中の人とコミュニケーションが取れるようになり、コミュニティが広がったように感じるかもしれませんが、それは大きな落とし穴かもしれません。
例えば、SNS上で自分と好みの会う人ばかりと繋がっていると、異なる視点での意見や情報が届かなくなり、価値観が偏ってしまうかもしれません。
また、検索エンジンは検索履歴をつかって検索結果をリストアップしているため、自分好みの情報が優先されて出てきているかもしれません。
ネット上でのアルゴリズムによって自分にあう価値観に包まれ、見たくない情報は受け入れない、まるで泡のなかにいるような状態。それをフィルターバブルといいます。
エコーチェンバー現象というのもネット上で自分好みの人とだけコミュニケーションをとり続けた結果、閉じられた空間で音が反響するように、確かな根拠もないまま、自分の意見は正しいものだと思い込んでしまうことです。
インターネットは情報にあふれているため、自分好みの情報を選べるようになりました。自分好みの情報を選べるということは、自分の都合の悪い情報を無視してしまえるとも言えます。
なにも考えずに使っていると、価値観が硬直化し、考えが偏っていくかもしれません。
そんな危険性があるからこそ、様々な角度からの情報を取り入れることが大事です。
みんな言ってた!の『みんな』の範囲が狭まっていないか注意が必要ですね。