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Web制作で心掛けたいこと
投稿日:2023年06月01日 デザイン
こんばんは、南川です。
今日はWEB制作の「基本のき」でもあるウェブアクセシビリティについてのお話です。
ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障害者を含むより多くのユーザが誰でもWebコンテンツを利用できるようにすることです。WEB制作については是非ともおさらいをしておきたい観点です。
私は、この言葉を初めて聞いた時に「ユニバーサルデザインの考え方と似ている」と感じました。それもそのはず、アクセシビリティは「利用しやすさの度合い」を意味し、ユニバーサルデザインは「利用しやすいものを作成するための考え方」を意味します。つまり、ユニバーサルデザインの考え方で作成した結果がアクセシビリティに繋がるという関係性です。
ウェブアクセシビリティについて調べた時に意外に思ったことがあります。
それは、補助機能等を組み込めば誰でも使いやすくなるわけではないことです。
機能の有用性は間違いなくとも、実際に利用しているユーザ達には全員が同じ条件のデバイスや設定で利用しているわけではありません。必要なことはどんな人でも自分が利用したいように利用して、同じ情報や結果を得られる工夫です。
デザインというものは知識なくして生まれないと聞いたことがあります。自分以外の観点を知ることが良いデザインの一歩に繋がると思います。知る努力や一歩踏み込んだ考えを惜しんではいけないと心して制作に向き合っていきたいものです。
これからWeb制作を始める方には入門編として、デジタル庁が公開しているガイドブックがおすすめです。とてもわかりやすく、『JIS X 8341-3:2016早見表』と合わせて見ると尚イメージしやすいです。