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技術の入れ替わり(蛍光灯製造終了)

投稿日:2023年11月16日 テクノロジー デザイン トピックス ライフスタイル

こんにちはサカタです。
つい最近まで観測史上記録的な暑さとか報道されていましたが、あっという間にすごく寒くなりましたね。
前回書いたとおり今秋は短く一瞬でしたね。これから四季ではなく二季となるそうです。 皆様はもう冬支度はされましたでしょうか。

先日、スイスのジュネーブで「水銀に関する水俣条約」締約国会議が開かれ、直管蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが決まったそうです。 電球形蛍光灯は既に25年末での製造・輸出入禁止が決まっているとの事で、これで全ての一般照明用蛍光灯の製造が終わるとの事です。(あれ?円環型は?)
もちろん条約を結んでいない国は関係ないのかもしれませんが、条約締約国は全世界128ヵ国の内、109ヵ国との事です。

水俣病のような水銀による健康被害や環境汚染の悪化を防ぐために水銀を使った製品の取り引き等を国際的に規制するための条約との事で、蛍光灯の製造には水銀が必要なためや、LED照明の普及が進んでいる事からそう決まったようです。
ただ、安価なLEDや太陽光パネル等の製造のためCO2を多く使っているという批判もあり、それらの問題とも上手くバランスをとって解決できれば良いと思います。

さて、また数年もするとテレビ番組等で、最近の人は蛍光灯という物を知らないという話題が出そうですね。

我々の業界でもPCの液晶ディスプレイのバックライト等には冷陰極管と言って小型の蛍光灯が使用されていましたが、最近では使われる事は少なく、LEDの物がほとんどになってきているそうです。
また、有機ELディスプレイは有機ELそれ自身が発光するのでバックライトは不要です。

このように最近は色々な技術が目まぐるしく変わっていきます。私が丁度社会に出てからIT関連のこういった動きは激しく、激動の変換期だったと言って過言ではないでしょう。

学生時代に勉強した写植や紙焼き、版下作成といったグラフィックデザイン系の技術も、当時大学ですらもうあまり教えてもらえず、バイト先や先輩方から習いましたが完全にデジタルに置き換わってしまいました。あの時の苦労も今ではただの感慨にしかならないのかと思うと少し寂しいです。

ただ、代わりに現在はパソコンが安価になって学生でも購入できるようになり、昔よりもっと高度な事が出来るようになりました。まあ、先日発売されたM3 MacBook等はオプションを最大にするとトンデモない価格になりますが。

皆様はどう思われますか?
それでは、また。
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