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Accessのデータ型「単精度浮動小数点型(Single)」による演算誤差

投稿日:2024年10月10日 テクノロジー

こんばんは、三田です。現在、常駐先で書籍管理用のAccessシステムの開発を担当しており、今月末にはリリースを予定しています。このプロジェクトで得た経験を今後の開発業務にも活かし、さらに多くのAccess開発を任せてもらえるようにしたいと考えています。

書籍管理システム以外にも、共済の実績管理を行っているAccessシステムの保守・運用も担当しています。この共済管理システムでは小数点を含むデータを扱っているのですが、引き継ぐ前のチームメンバーが改修作業時に「単精度浮動小数点型(Single)」を使用したまま設定を進めていたため、演算誤差が発生してしまいました。

具体的には、「0.2 × 1」の結果として「0.2」を期待していたのに対し、「0.199…」といった値が返される問題が起きました。このような誤差が生じた理由は、「単精度浮動小数点型(Single)」を設定してしまっていたからです。容量が軽いという理由で、「単精度浮動小数点型(Single)」を選択した結果、求めたい値を得ることができなくなってしまいます。

この経験から、データ型の選択は非常に重要であり、適切な型を理解していないと余計な修正作業や時間が発生することに気づかされました。今後も、Accessのツールについて深く理解し、正確な開発を行っていきたいと思います。

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