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お気に入りの英語絵本作家のこと
投稿日:2025年01月30日 ライフスタイル
こんばんは、南川です。
今回は私が大好きなカナダの絵本作家ジョン・クラッセン特集です。
- 『どこいったん(原題 I WANT MY HAT BACK)』
- 『おおかみのおなかのなかで(原題 THE WOLF,THE DUKU & THE MOUSE)』
- 『ドクロ(原題 THE SKULL)』
「ぼくのぼうし どこいったん?」
お気に入りの帽子をなくしてしょんぼりと森の生き物たちに歩き回るクマ。味わい深いユーモラスな絵で描かれるクマはどことなくショボンとして見え、微笑ましく見守っていたら、衝撃の結末に仰天したジョン・クラッセンカラー全開なお話です。日本語版では長谷川義史さんの関西弁でよりよりとぼけた味わいが結末へのアクセントに効いています。
おおかみにパクリ!と食べられたねずみが見たものは、おおかみのお腹の中を家に改造して暮らしているあひるだった。
ねずみとあひるのハッピーライフ(おおかみのお腹の中です)のフリーダムっぷりに爆笑が止まらない。楽しい絵本です。
この物語を書いた作家はマック・バーネットですが、ジョン・クラッセンの独特のイラストがさらにユーモアをたっぷりにしてくれる一冊です。
首のない骸骨に夜な夜な追いかけられているドクロが出会ったのは、どこから逃げてきた女の子でした。
チロルの昔話からインスピレーションを受けたジョン・クラッセン版「しゃれこうべ」。
女の子とドクロがお茶をしたり、踊ったりと不思議な交流の後に出てくる不気味な骸骨。予想外の結末に何度も読み続けている作品です。
おすすめの読み方は英語版を読んでから日本語訳を読む方法ですが、日本語訳だけでも十分に魅力的で楽しい作品です。