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フラットな情報
投稿日:2020年05月21日 ビジネス
帰山です
音楽やマンガなどを扱うニュースサイト「ナタリー」のメディアポリシーについて知る機会があり、相手目線に立ったフラットな情報を発信することの大切さを考えさせられました。
ナタリーのポリシーは、フラットと、ファン目線、の二つ。
フラットとは、記者の考えで批評しないこと。また、何かに肩入れしない、公平であること。
事実を述べるだけに留め、内容に対しての感想は読者にゆだねる記事を言います。
ファン目線とは、イベントの告知などの場合。売り手の、こう売りたい、という思いとも向き合いつつも、読者にとって押しつけがましい記事にならないようにすること。
ファンが悲しむようなゴシップなど、ネガティブな記事は書かないことも、これに含まれます。
どちらも似ていますが共通するのは、どこまでも読者のため、を重要視していることです。
自分がナタリーの記事を読んだとき、あまりにも淡々とした文章で拍子抜けしたのですが。上に書いたことを踏まえて読むと、主張し過ぎないフラットな情報とはこういうことかと、納得しました。
実際ナタリーの記事は、Twitterにおいて引用される利用度が他の媒体の約10倍、という結果も出ているそうです。
読者に思いを押し付けるのではなく、信頼しゆだねる姿勢が、その発信者への相互的な信頼と好感を生むのではないでしょうか。