ブログBlog

映画と原作と

投稿日:2017年04月26日

こんにちは、サカです。
最近かなり暖かくなって、私は通勤時に暑いぐらいです。
もうすぐGWですね。私はとくに予定はありません。
たぶん仕事関連やたまったテレビの録画を見たりゲームを
やったりするぐらいかと思います。皆様はいかがですか?

先日、私もGHOST IN THE SHELLの実写映画を見てきました。
オリジナルの音声を聞きたかったので字幕版にしたのですが、
地元ではレイトショーしかなく、月末までには終わって
しまうようでした。そこで梅田までに見に行きましたが
スクリーンが小さい劇場だったので残念でした。
しかもパンフレットは720円!いつの間にこんな値段に
なったのでしょうか?

原作ファンとしては何か義務感のようなものがあって
劇場に足を運んだのですが、私にとっては正直かなり
がっかりでした。
わかりやすくするためかとは思いますが、せっかくの攻殻の
世界観がとても狭くなってしまっていたと感じました。
原作や他の作品ではバトーの義眼は公安9課所属前からだし、
クゼの動機も復讐とわかりやすいものになっていたし、
もっとわかりやすい悪役も出ていたし、結末も違います。
わかりやすく公安9課の建物が出てきたり、未来の娼婦
がやっぱり街角で上着のポケットに両手をつっこんで
立っていたり、失笑を誘う場面もありました。
中でもせっかくの実写化なのにあっと驚くような映像が
全くありませんでした。それどころか原作、押井守の
攻殻機動隊、イノセンス、SACシリーズとそっくりな
カットもかなりあり、あれだとオマージュどころか
物真似です。
なんと言っても少佐が今までで一番弱く見えました。

全体的には原作と押井守のファンがあこがれて作った
映画という印象でした。
逆に言うといかに原作や押井守の映画、SACシリーズが
いかに影響力が大きかったのかとも言えるでしょうか?
あとは多脚砲台(戦車?)は出てきたのにフチコマあるいは
タチコマが出て来なかったのは残念でした。

ただ、映画予告でかなり以前に読んだテッド・チャン短編集の
「あなたの人生の物語」が邦題「メッセージ」として
映画化され5月に公開されるとの事でした。かなり評判が
よいようで楽しみです。
昔は小説でも漫画でも映画化の噂があってもなかなか
実際に製作される事はありませんでしたが、最近はむしろ
映画オリジナル作品の方が少ないぐらいです。
これは喜ぶべき事なのか悲しむべき事なのかどちらで
しょうか?

皆さんはどう思いますか?
ではまた。

PAGE TOP