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動物写真家 岩合光昭さん

投稿日:2017年05月30日

帰山です

昨日のNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で動物写真家の岩合光昭を特集していました。

岩合光昭は私はNHKBSでやっている「世界ネコ歩き」という番組で知ったのですが、この番組がとても良い番組です。
世界中の猫の日常の様子をひたすら撮って流しているだけなのですが、それだけで小一時間見ていられますし、なにより癒されます。
普通の民放であれば、動物番組でもタレントが出てきて企画やトークコーナーがあったり、まずCMが間に挟まれるのですが、そういった部分がほぼありません。
ほぼずっと猫の自然な姿を流しているだけなのですが、これでちゃんと番組としてなりたつのはすごいと思います。

岩合光昭さんは猫だけでなくサバンナのライオンのような世界中の動物を撮影しているのですが、やはりその長年培ってきた力があるからこそ、ただの猫を流しているだけでも番組として成り立つ者が出来る映像になっているんだと、「プロフェッショナル」を見て再認識しました。

「プロフェッショナル」の中で岩合さんが動物を撮影する時に大事なこととして「相手を枠にはめないで、被写体の相手が何を思っているのか、何を考えているのかをつきつめていく」と言っていました。
動物相手でも、人間と同じかそれ以上に真摯に付き合っていく中でいい写真が撮れるということです。

例として言えば、猫が高い所からの着地に失敗したりした場合、それを人間が笑うと猫は拗ねてどこかに行ってしまうそうです。
猫でもそういったプライドのような感情があるんだそうです。
だから岩合さんは猫が何か失敗しても「ん?なにかあった?」といったような見なかったふりをするそうです。
そうすると猫は安心してリラックスできるのだとか。
それが猫と仲良くなる秘訣であり、猫のリラックスした自然な姿を撮影する秘訣でもあるのだそうです。

相手を思いやる力、語りかけても返事が返ってこない場合でも、なんとかその奥にある物を想像する力というのはとても大事なんだと感じました。

「これはこういうもの」と決めつけないで、相手の気持ちを考えよう、どんな物でもその奥にある物をなんとか捉えよう、と観察する力を自分も大切にしたいです。

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