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零戦里帰りプロジェクト
投稿日:2017年06月13日
帰山です。
先日ポートアイランドにいたら、上空を小型飛行機が何機か飛んでおり、なんだろうと見上げるとその中にいわゆる零戦がいました。
零戦里帰りプロジェクトというのがあり、千葉のエアレースで展示飛行したというのは知っていたのですが、まさか神戸に来るとは思っていなかったので驚きました。
イベントなどではなく、単に神戸空港に寄ったというだけの様子で、告知もされておらず、本当に偶然見ることが出来ました。
零戦里帰りプロジェクトは、戦争中にパプアニューギニアに不時着した零戦をアメリカで修理して日本に里帰りさせる、というプロジェクトだそうです。
日本でも零戦は何機か残っており、博物館などで展示はされているのですが、実際に飛行可能な機体はありません。
まさか零戦の飛んでいる姿を見てしまうとは、なんとも言えない気持ちになりました。
ところで有名なのでご存じの方もいられると思いますが、零戦の正式名称は「零式艦上戦闘機」といいます。
零式というのは作られた年代から取っています。
日本では兵器の名前に年代をつけることがあるのですが、零戦が採用されたのは1940年。ですが西暦ではなく皇紀2600年の下二桁から取っているそうです。
皇紀とは伝説上最初の天皇である神武天皇の即位が紀元ということですが、戦後はほとんど使われていない数え方なのであまりピンと来ません。
ちなみに艦上戦闘機、ともあります。
艦上とは空母への搭載が可能、ということです。
日本にはもともと空軍はありませんから、零戦は海軍の戦闘機、ということで当然空母に載せることが前提だったということです。
零戦はとても有名です。
戦闘機としての性能など詳しいことは知りませんが、実際に空をとんでいる姿を見てデザイン的な観点から見て、たしかに無駄を省いた洗練された形だな、という印象は強く残りました。