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ネット配信とテレビ
投稿日:2022年03月25日 テクノロジー
帰山です
24日、サッカー日本代表のワールドカップ予選の試合がありました。
テレビで中継があるかと思っていましたが、スポーツ動画配信サービスの独占配信だったようで、地上波での放送はありませんでした。
日本代表の大事な試合だったので、日本サッカー協会からも何とかならないかという交渉があったようですが、独占配信は変わらなかったようです。
有料なら見ないという人が大半だと思いますし、サッカーが好きな子供からしたら、有料配信は難しいと思います。
そういった、日本代表の試合を地上波で無料で観ることが出来ない、という部分で議論は色々ありそうですが、ネット配信の影響力がテレビに迫ってきていると感じることも出来ます。
これまでのテレビの放送と、ネットの動画配信との関係は今後どうなっていくかは容易に予想は出来ませんが、ネット配信がより主流になりつつあるという流れはあると思います。
ただ、有料配信サービスがいくつもあり、視聴者としては観たい番組が独占配信だとそのためだけにサービスに課金しないといけないので困る、という部分も多くの方が感じることでしょう。
好きな番組を好きな時間に観ることが出来る、ということがネット配信の良いところだと思いますが、結果的にお金をたくさん払わないといけないとしたら、その良さが半減して、結果的に無料で観ることが出来るテレビのほうが良いのでは、という所に戻ってしまうこともあります。
いくつもある配信サービスから、観たい番組だけリーズナブルに課金して視聴できる、といったようなことは難しいですが。 そういった視聴者のことを考えた変革が無ければ、ネット配信がテレビに取って代わる、ということはまだしばらくは遠いように思います。
また、国民的なイベントや、ニュースの放送など、公共性というものがテレビにはありますが、ネットにはまだそこまでのまとまったものは無いように思います。
NHKのネット配信などもありますが、テレビとネットがどのように住み分けていくのかは、まだまだ分かりません。
今後はその住み分けに関係するサービス、が大きな影響を与える存在になるかもしれません。