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日常の話 『初めての免許更新』
投稿日:2017年09月26日
岡本です。
24日の日曜日、大人の3年に1度(あるいは5年に一度)のイベントである免許の更新に行って参りました。
私もいい大人ですが、免許を取得したのがほんの3年前になりますので、
今回が初めての更新になります。
他に初回更新者講習を受けられていた方々は皆大学生とお見受けする年頃で、私若干浮いておりました。
免許取得時は本籍(兵庫)の住所で、明石市の兵庫県自動車運転免許試験場で取得したので、
今回の門真運転免許試験場は初めて訪れました。
前日に友人から、「あそこの肉うどん美味いから絶対食えよ」と言われましたが、
私が到着したのは14時で、ちょうど営業を終了したところでした。
門真南駅からかなりの距離を歩き、空腹の上でしたのでショックです。
さて、3年前の取得では私の自動車免許の種類は『普通』でございました。
10年前までに取得していれば今頃は『8t限定中型』であったのに、と
高校卒業と同時に親御様のお金で免許を取得した友人たちを妬ましく思ったものです。
確かに普段乗用車を運転されている方には、普通だろうが中型だろうが関係のないことかと思います。
しかし私、当社に入社する以前は運送業に従事しておりました。
従来の普通免許で運転できるのは車体総重量5t未満の、
いわゆる最大積載量『2t車』に限られていました。
運送の現場ではもちろん2t車も多いのですが、積載量から考えて主力はやはり『2tロング』や『4t車』かと思います。
また、2t車でもパワーゲートやユニック装備のトラックであれば、車体総重量は5tに収まりません。
2tロングは車種にもよりますが、これらは基本的に『中型』車両ということになります。
結果私は免許を取得したもののトラックを運転できず、助手席で地図を眺めていることがほとんどでした。
ところが、今回更新後の免許を確認すると『準中型』なる種類に変更されていました。
ご存知でしたか?準中型とは、今年平成29年度3月より施行された新制度でございます。
準中型免許は車体総重量7.5t未満、最大積載量4.5t未満までの車両を運転できるので、
先述の『従来の中型車両』ならば全て運転できることになります。
さらに、中型免許の取得には普通免許保持2年以上というプロセスが必要ですが、
新規に準中型免許を取得する条件は、『18歳以上であること』のみです。
つまり、高校卒業と同時に普通免許と同じように取得できるのです。
これは、運送業界においては大いなるメリットです。
現場に出たくともトラックを運転できないという、私と同じ境遇の若者達を一斉に受け入れることができます。
従来の普通免許保持者は車体総重量5t限定準中型免許とされ、運転できる車両の種類は変わらないのですが、
4時間程度の講習で5t限定解除が可能で、すぐにでも7.5t未満の車両を運転することができます。
IT業である当社に入社した私には今更な感じもございますが、
若き日々を費やした運送業の行く末を案ずる気持ちは今も持ち続けておりますので、大変喜ばしい制度であります。
長々と書かせて頂きましたが、おそらく皆様はどちらかと言えば準中型免許より肉うどんのほうがご興味あるかと思います。
私が次回訪れる3年後にはもう肉うどんのことを覚えてはいないと思うので、
近々免許取得・更新、及び違反者講習のご予定がございましたら、是非感想をお聞かせ下さいませ。