PAINTING

JAPANESEPAINT

日本画は日本古来の画材、特に岩絵具を使って和紙や絹等に描いた作品のことを言います
伝統的な技法や画材を用いつつ、自由なモチーフを自由な発想で表現していきます
また、岩絵具が即興的な表現にあまり向かないことから、緻密なスケッチを重ね、それを元に図案の中で再構成して描いていくという手法も日本画の制作過程の特徴の一つです
私は「ごつごつしたもの」をテーマに、動物や植物、無生物である岩などを選んで描いています。岩絵具でしか表現できないもの、またモチーフを通して自分を表現していく、そんな絵画世界を目指しています

「地を爬う虫」 2011 紙本着色 100×100cm

DESITALPAINT

フォトショップなどのソフトを使って合成、描写した作品です
日本画の特徴である岩絵具は、粒子が重ねて塗られていくことで重層的な効果を生み出し、光の当たり方一つでも大きく見え方が変わることもあり、平面でありながらザラザラとした粒子の質感の三次元的な魅力も持ち合わせています
しかし、その魅力をパソコンのフラットな画面で表現することは非常に難しいため、ならばパソコンディスプレイで美しく見えるような作品に変えてしまおうと考え制作したのがこちらのデジタルペイントシリーズです
岩絵具で描いた作品をパソコンに取り込み、合成や追加描写をすることで全く別の作品に仕上げました

Rock Face No.4